[最終更新日]2019年7月10日 [読了目安]こちらの記事は3分程で読めます
四柱推命 占い師の結斗(ゆうと)です。
今回は、四柱推命でもっとも基本となる『十干(じゅっかん)』について学んでいきましょう。
十干は、自分の特徴を表し、四柱推命における命式のもとになります。
とても重要なキーになるので、ぜひ知って、
自分自身のことを知っていきましょう!
➤目次
1.陰陽五行説という考え方
まず、十干を知る前に、四柱推命の大切な学説について知っていきましょう。
すこし、理屈っぽい話が続きますが、
知ると面白いのでぜひ読んでみてくださいね^^
四柱推命の占いは、そもそも、陰陽五行説の考え方に基づいて推理していきます。
陰陽五行説とは、陰陽学説と五行学説で成り立ちます。
▸陰陽学説とは…?
ものごとは相反する性質を持つ「陰」「陽」、つまりマイナスとプラスのふたつのグループに分けることができるという理論です。
たとえば…
▸光(陽)と影(陰)
▸太陽(陽)と月(陰)
▸昼(陽)と夜(陰)
▸表(陽)と裏(陰)
▸上(陽)と下(陰)
こんな風に、ものごとを反する性質で分けることができますね。
▸五行説とは…?
世の中すべての事象を、五つの要素に分けて整理する考え方です。自然界のものはすべて突き詰めると、「木」「火」「土」「金」「水」の五つに分類でき、自然界はこの五つで成り立っているという考え方です。
それぞれ、「木」「火」「土」「金」「水」を自然界に当てはめると…
木:木・草・花
火:太陽・たき火
土:山・岩・土・畑・田
金:金属・宝石・斧・刀
水・雨・川
このような要素で成り立っており、それぞれは循環していますが、互いに結びあったり(相生:そうじょう)、攻撃しあったり(相剋:そうこく)しています。
2.十干は五行を陰陽に分ける
さて、ここまで2つの学説を学んだところで、十干の話になります。
▸十干(じゅっかん)とは…?
「木」「火」「土」「金」「水」の五行を、陰と陽に分けたもののことをいいます。十干には、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)があります。
ここまで説明すると、「あれっ?」と思う人もいるかもしれません。
そう、よく「甲(こう)」「乙(おつ)」など、契約書で見かけた方はいませんか?
例:甲は、乙に、報酬を支払うものとする
そうなんです、昔の人は、モノゴトや日を数える記号として、この『十干』を使っていたんですね。かつては、成績表にも使われていたとか…!
また、五行の陽が兄(え)、陰が弟(と)と呼ばれたことから、十干を訓読みすることもできます。
「木」
甲(きのえ)
乙(きのと)
「火」
丙(ひのえ)
丁(ひのと)
「土」
戊(つちのえ)
己(つちのと)
「金」
庚(かのえ)
辛(かのと)
「水」
壬(みずのえ)
癸(みずのと)
それぞれの五行には、お兄ちゃんと弟ちゃんがいるようなものですね!
3.十干を野菜でイメージしてみる!
自分がどの十干にあてはまるかで、その人の大まかな性格が分かるのです。
単純に説明してもいいんですが、せっかく結斗の占いページなので、それぞれの十干を野菜にイメージして例えていきながら、特性を見ていきましょう。
結斗なりに考えて、たとえてみたので、「自分は〇〇の野菜のようなイメージなのかなぁ?」と想像しながら読み進めてもらえると嬉しいです。
詳細な性格や特徴を知りたい場合は、それぞれのページに進んでくださいね。
五行:「木」
甲(きのえ) イメージ:ブロッコリー 特徴:まっすぐ、独立独歩、向上心あり |
乙(きのと) イメージ:レタス 特徴:柔軟さ、優しさ、感性豊か |
五行:「火」
丙(ひのえ) イメージ:トマト 特徴:陽気、華美、自己顕示がある、短気 |
丁(ひのと) イメージ:プチトマト 特徴:性格が大人しい、思考型、激烈 |
五行:「土」
戊(つちのえ) イメージ:じゃがいも 特徴:強く勇ましい、保守的、頑固 |
己(つちのと) イメージ:長いも 特徴:知性的、優しい、粘着質 |
五行:「金」
庚(かのえ) イメージ:さつまいも 特徴:信念が強い、騙されやすい |
かのと(かのと) イメージ:とうもろこし 特徴:美しい、謙虚、考えが偏る |
五行:「水」
壬(みずのえ) イメージ:れんこん 特徴:頭がよい、応用さ、力強さ |
癸(みずのと) イメージ:水菜 特徴:忍耐力、奉仕の精神、デリケート |
それぞれに特性があって、とても面白いですね。
ぜひ、自分の特徴を知ってみると意外な自分を発見できるかもしれません!